『「勝ち組」が育つ家庭はしつけが違う』
(石田勝紀 著)
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・「挨拶、時間を守る、整理整頓」が成績上昇に直結
・「心をしつける」という第3のしつけこそが最重要項目
・しつけの法則その1― 心をしつける ● マイナスの言葉を使わないこと ●「絶対積極」の考え方を持つこと
・否定的な発言ばかり聞かされていくと、いつの間にかその通りになっていく
・よいことも悪いこともラッキーと考える「絶対積極」
・しつけの法則その2― 体をしつける=生活習慣(挨拶・時間を守る・整理整頓)を正すこと
・しつけの法則その3― 頭をしつける(無駄なことはしない頭にする、感性力が高い頭にする、
・「挨拶、時間を守る、整理整頓」が成績上昇に直結
私は成績が低い生徒とその親との面談を通じて、3つの生活習慣が成績上昇に直結していることを確信しました。
その 3 つとは、「挨拶、時間を守る、整理整頓」です。
そこから生活習慣を正すことを塾の指導方針の1つとして決定し、実行していきました。
・「心をしつける」という第3のしつけこそが最重要項目
私の指導は「頭の使い方をしつけること」と「体の使い方(生活習慣)をしつけること」です。
塾では私 1 人で指導しているのではなく、仲間とともに指導しています。
アルバイトの学生もいました。
私が指導する生徒の成績は上がりますが、他の先生が指導する科目は上がらないのです。
2つのしつけを指導方針にしていましたから、実行はされています。
しかし上がりません。
私はなぜ上がらないのか思案しました。
すると致命的なことが判明したのです。
それは「心」でした。
私は指導している最中に生徒の心を上向きにさせる言葉を発し、褒め、常に励まし続けていました。
私はこれらを無意識に行っていたため気づかなかったのですが、アルバイトの先生は勉強を指導するのみで、そこには心がなかったのです。
知識を教えることはしていても、心という視点を欠いた授業は授業ではありません。
「心をしつける」という第3のしつけこそが最重要項目なの
です。
・しつけの法則その1― 心をしつける ● マイナスの言葉を使わないこと ●「絶対積極」の考え方を持つこと
最大のポイントは「子ども自らが面白い、やりたい、興味深いと感じるようにもっていくこと」なのです。
「そんなことができればとっくにやっているわ」と思われますか?
では次の 2 点だけを実行してみてください。
この2点だけで心を強力にしつけることができます。
●マイナスの言葉を使わないこと
●「絶対積極」の考え方を持つこと
・否定的な発言ばかり聞かされていくと、いつの間にかその通りになっていく
私の塾では守らなければならない 5 つのことがあり、その 1 つに「マイナスの言葉を使わないこと」があります。
塾をはじめた当時、子どもたちのマイナスの言葉が非常に気になりました。
何かにつけ「つまらない」「できない」「やりたくない」「疲れた」と言います。
彼らはこのような言葉を発することが癖になっているのです。
これらの言葉は自分の耳に入ると同時に、周囲の生徒の耳にも入っています。
いつも否定的な発言ばかり聞かされていくと、いつの間にかその通りになっていきます。
つまり集団の中に1人でも否定的な人間がいると、周囲が汚染されていくのです。
普段の生活で「マイナスの言葉を使わないこと」を意識してみてください。
子どもにも極力使わせないようにします。
もし使ってしまったら、言い直しをさせるぐらい徹底することです。
効果は 1 カ月も経てば出てきます。
・よいことも悪いこともラッキーと考える「絶対積極」
「絶対積極」という考え方は、私が教育するときに最も重視している考え方です。
この「絶対」という言葉が重要なのです。
・しつけの法則その2― 体をしつける=生活習慣(挨拶・時間を守る・整理整頓)を正すこと
生活習慣こそが幸福な人生のカギ
体をしつけるとは、生活習慣を正すことです。
生活習慣は思考をつくり、人格をつくると言われています。
私が掲げる生活習慣とは「挨拶、時間を守る、整理整頓」の3つです。
・しつけの法則その3― 頭をしつける(無駄なことはしない頭にする、感性力が高い頭にする、
まずは「無駄なことをしない頭」にしていきます。
頭のよい子は部活動をやっていても、習い事が多くて毎日が忙しくても勉強ができます。
なぜなら、時間を有効活用しているからです。
無駄なことをしないためにはどうすればよいでしょうか。
それは計画を立てること、もう1つは(時間の)節約生活をすることです。
次に「感性力が高い頭」にします。
これは右脳の能力を高めることと同じ意味です。
家庭で子どもの感性を育てるには、「多くの体験をさせること」「美しいものに触れる機会を増やすこと」「イメージできる話し方をすること」を実践するのをおすすめします。
最後に、「なぜ?」「どうすれば?」と疑問を持つ頭にするお話をします。
この効果は絶大です。
現代の教育では「何?」「誰?」「いつ?」「どこ?」、挙句の果てには「どっち?」という質問に答える勉強しかしていません。
教育において最も大切なことは「なぜ?」「どうすればいい?」という疑問だと私は思っています。
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