1人1役で子どもたちに責任感をもたせよう

学級経営

リンゲルマン効果

「リンゲルマン効果」を知っていますか。
フランスの心理学者、リンゲルマンさんの実験です。

彼は何人かのグループで綱引きをさせたのです。
その時に、どれくらいの力を出したのかを測定したところ(どうやって測定したのかは、私は分からないのですが)、

1人で綱引きをした時の力の入れ方を100とすると
2人で綱引きをした時は、1人当たりの力が93に減少したそうです。

さらに3人で綱引きをした場合は85に。
そして、8人で綱引きをした場合は・・・・なんと!1人当たりの力が49にまで減少したそうです。

つまり、『集団になればなるほど、他の人がなんとかしてくれるだろう!という手抜きの心理が無意識のうちに働いてしまうのではないか。』

これを心理学用語でリンゲルマン効果と呼ぶそうです。

一人一役には、工夫が必要

ですから、「一人一役」の方が各自が力を発揮するというわけです。

ところが、学級ではそう簡単にはいかないことがあります。
綱引きはそもそも全員が「綱を引く」意志をもって取り組んでいます。

しかし当番活動では、そもそもやる気のない子もいます。
そこで、「先生によるチェック」が必要になってきます。

次のような表を作って、毎日、先生がチェックします。

ここが大事なポイント

ポイントは次の2点です。

・先生がチェックする
・毎日チェックする

[留意点]

・毎日チェックするなんて大変、と思ってはいけません。それが先生の「一人一役」です。
当番に任せると効果は激減しますので、要注意です。

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