『6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て 15か条』より

学級経営

『6歳までに一生を支える力を育む モンテッソーリ子育て 15か条』(松浦公紀 著)
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・叱らなければならないときに叱れない態度が子どもを混乱させ、信頼関係を損なう原因になる
・叱るときのコツ
・おもちゃの片付け方のコツ
・言葉で説明するのではなく、やってみせる
・子どもを責めるように怒られ続けた子は自立できず、大人の顔色をうかがうようになる
・提示をすれば、子どもは自分で間違いに気付く
・子ども自身が誤りに自分で気付き、納得しなければ治らない
・自由を大切にして子どもに任せることは、子どもの言いなりになることではない
・我を通すことで刺激されるのは動物脳、我慢が刺激するのは人間脳
・子どもに何かを我慢させているときには「人間脳が育っている」ことを思い出してみる。
・心からほめることと同じくらい子どもに響く「共感」

・叱らなければならないときに叱れない態度が子どもを混乱させ、信頼関係を損なう原因になる
・叱るときのコツ
・おもちゃの片付け方のコツ
・言葉で説明するのではなく、やってみせる
・子どもを責めるように怒られ続けた子は自立できず、大人の顔色をうかがうようになる
・提示をすれば、子どもは自分で間違いに気付く
・子ども自身が誤りに自分で気付き、納得しなければ治らない
・自由を大切にして子どもに任せることは、子どもの言いなりになることではない
・我を通すことで刺激されるのは動物脳、我慢が刺激するのは人間脳
・子どもに何かを我慢させているときには「人間脳が育っている」ことを思い出してみる。
・心からほめることと同じくらい子どもに響く「共感」

・叱らなければならないときに叱れない態度が子どもを混乱させ、信頼関係を損なう原因になる

子どもに関わるときには、同じルール、規律で失しなければならない。

そうでないと子どもは混乱する。

何がよくて何がいけないのかわからなくなる。

同じことをしていても、ある人は怒り、ある人は怒らない、

同じ人であっても、ある日は怒られ、ある日は怒られない、

このような一貫性のない態度で大人が接すると、子どもは混乱してしまう。

実は子どもは、決まりや規律を守ることが気持ちいい。

子どもは経験の中で善悪の判断を身に付ける。

人間関係を構築していく上でも、善悪の判断ができるようになり、それに準じた行動ができるようになることは不可欠。

・叱るときのコツ

体罰禁止

目を見て叱る

子どもの気持ちを受け入れる

真剣に

簡潔に

理由を説明する

他の子と比べない

世の中には、やっていいことといけないことがあることを伝える

・おもちゃの片付け方のコツ

いつも決まったところに置く

数は一桁まで減らす

年齢に興味に合わせて入れ替える

おもちゃ箱は持ち運びができる軽いもの

おもちゃ箱には入れるものの写真やイラストを貼る

片付けの分量は子どもの興味に合わせる

・言葉で説明するのではなく、やってみせる

子どもは、できないのではなく、やり方を知らないだけということがよくある。

ものの使い方を言葉で説明するのではなく、実際にやって見せる。

やればできる、という自分に対する自信は、自尊感情や自己肯定感を育てることにつながる。

・子どもを責めるように怒られ続けた子は自立できず、大人の顔色をうかがうようになる

子どもが誤りに気付いたとき、追い打ちをかけるように子どもを責めるように怒ると、子どもは間違いを正すのは大人だと考える。

大人の顔色をうかがい、怒られることをおそれてびくびくするようになり、

自分で誤りがないかを考え、自分で間違いを訂正しようと思わなくなる。

大人に支配されるのが当たり前、自分で何かをしようと思わなくなる。

保護者に依存する。

自分はできないという劣等感が芽生え、自信を失う。

しっかりした子に育てなきゃ、と厳しく子どもを叱り続けていると、それとはまったく逆に、自立できない子になってしまう。

・提示をすれば、子どもは自分で間違いに気付く

こうすればよかったね、と提示を繰り返すことで、子どもは間違いに気付く。

1度やってみせたからといって、すぐに間違いがなくなるわけではない。

同じような間違いを繰り返したとしても、根気よく、もう1度やって見せる。

もう1度やってみる?と声をかけるのもよい。

間違えずにできるようになったら、その子は自分で間違いや誤りを訂正できたということ。

・子ども自身が誤りに自分で気付き、納得しなければ治らない

子どもに詰め寄って謝らせても効果はない。

何が悪いのか子どもは分かっていないから。

必要なのは、子ども自身が「なぜそれがいけないのか、誤りなのか、間違いなのか」を知ること。

叱られている原因を理解しなければ、また同じ間違いを繰り返す。

・自由を大切にして子どもに任せることは、子どもの言いなりになることではない

やりたい放題にさせて、保護者がしてくれて当たり前、と思わせてはいけません。ダメなことは「それはできないよ」と、きっぱりと伝える。

子どもができることは自分でする、ことが大切で、子どもが自分でできないことを保護者が最低限お手伝いする、のが正しい姿。

子どもの言いなりになることが、子どもを中心にすることではない。

本当の子ども中心主義は、子どもの「発達」という課題を、子ども自身の力で達成できるよう助けること。

子どもの言いなりになることではない。

・我を通すことで刺激されるのは動物脳、我慢が刺激するのは人間脳

人間の脳は三層構造。

内側から外側へ、脳幹ー大脳辺縁系ー大脳皮質。

下等動物から高等動物への進化の過程で積み上げられた。

脳幹は爬虫類脳、大脳辺縁系は動物脳、大脳皮質は人間脳とも呼ばれる。

人間らしい生活を営むには、人間脳の発達が必要。

我を通すことで刺激されるのは動物脳。

我慢や断念の経験が刺激するのは人間脳。

その中でも前頭葉は、自己コントロールだけでなく、考えたり決断したりする高度な知性も担う。

・子どもに何かを我慢させているときには「人間脳が育っている」ことを思い出してみる。

・むやみやたらにほめるのはよくない

ほめてばかりいると、「ほめられるためにする」おそれがある。

行動の動機が自分のため(内発的動機付け)ではなく、ほめられるため(外発的動機付け)によるものになってしまう。

ほめる側が上位、ほめられる側が下位という上下関係が透けてみえる。

いつも、すごいね、できたね、と言われていると、失敗をおそれてチャレンジができなくなる。

失敗しない範囲でしか、がんばることができなくなる。

子どもの成長には、失敗の経験が必要。

ほめすぎることで、失敗の経験が出来なくなる危険性もある。

・心からほめることと同じくらい子どもに響く「共感」

何かを成し遂げたときに一緒に喜んでくれる人がいたら、喜びは何倍にもなる。

ほめることができない結果となってしまったときでも共感することはできる。

共感は、失敗した、できなかった、悔しかったを乗り越えるための見えない力になる。

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