『自学自習の極意』
(齋藤 孝 著)
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・スキマ時間を有効に使える環境が大事
・呼吸法で学びの構えをつくる
・何事においても「構え」が必要
・小テストは効果的な勉強法
・偉人が実践した、書き写すだけの「書き写し勉強法」
・スキマ時間を有効に使える環境が大事
カフェより図書館が集中できる人もいる。
図書館では眠たくなるという人もいる。
大切なのは、スキマ時間をより有効に使える、自分にあった環境選び。
・呼吸法で学びの構えをつくる
鼻から3秒吸って、2秒ためて、15秒で口から吐ききる。
15秒が難しい人は10秒程度でも。
これだけだが、身体の力が劇的に高まる。
ポイントは吐く息とともに雑念が出ていき、落ち着くよう意識すること。
・何事においても「構え」が必要
いきなり集中できない。
インターネットありきで生活している私たちは、情報の海の中で常に犬かきをしているような状態。
慌ただしく脚を動かさなければ溺れてしまう。
それほど忙しく情報を処理しながら生活しているので、疲れが溜まっている。
そこからいきなり集中しなさいと言われても、犬かきを止められない。
いったん区切る作業が必要。
・小テストは効果的な勉強法
実は小テストは、大変効果がある勉強法。
ただし、小テストという形式は関係なく、何がわかっていて何がわかっていないのか、集中的に確認して覚えるやり方に意味がある。
本を読んで理解したことを、読み終えたあとすぐメモに書き出すか、頭の中でカ条書きにするだけでも効果的。
こんな分野の学びでも「この本は前に読んだところまで何か書いてあったかな」と思い出すだけでも知識の定着度が変わる。
・偉人が実践した、書き写すだけの「書き写し勉強法」
近代日本の、博物学、植物学、民俗学、菌類学などの分野の先駆者的存在として知られる南方熊楠の勉強法が、「書き写し勉強法」だった。
知人の家にあった「和漢三才図会」を読ませてもらって記憶したことを↑に帰って書き写すことを繰り返し、やがて本そのものをかり出して、全105巻の書き写しを完成させた。
脳がコピー機のような働きをして、見て覚えたことを書く、という南方のやり方は、効果的。
書き写しは、福沢諭吉も実践していた。
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