【小物づくり】カード式自作レスポンサー

他教科

未知の教具「レスポンサー」とは

私が中学生の頃ですから、もう48年くらい前です。

ある日、各自の机の天板の左側の上の方に、1辺7~8cmの金属板がビス留めされました。
┌――――――――┐
|■←このあたり |
|  (机)   |
└――――――――┘
そして、「レスポンサー」という道具を各自が購入して、それを授業で使い始めました。

レスポンサーとは、長さが30cmくらいで、直径が3~4cmの円筒形で、底部に磁石が付いており、金属板に立てて使います。

円筒の下部にダイヤルがあり、それを回すと、上部の表示が「1→2→3」と変わります。
数字は色別になっていて、色でも識別できたように思います。
表示はトグルになっています。

ググってみても1件もヒットしませんので、本当にマイナーな教具だったと思います。

授業での使い方

授業では、
「では、レスポンサーを出して」
と先生が言うと、全員が机の横に下がっていたレスポンサーを机の上に立てます。

「では、全員『1』にしてください。問題が終わった人は『3』、質問がある人は『2』にします。はじめ」
と指示します。

こうすると、教卓から見て誰が問題が終わっていて、誰がまだ問題を解いていて、誰が質問があるのかが一目瞭然というわけです。

おそらく、机間指導を効率化し、個別指導を充実させるための教具だったのだと思います。
今考えると、画期的だと思います。
もしかしたら、当時、学校で何か研究に取り組んでいたのかも知れません。

残念ながら、その道具は程なく使われなくなりました。
当時は個別指導にそれほど関心がなかったのでしょう。
やがて、机の上の金属板だけが残りました。

「レスポンスカード」を手作りする

このレスポンサーを画用紙で自作して使います。
「レスポンスカード」です。


8つ切り厚口画用紙を8分の1の大きさに裁断し、4枚重ねて左上にパンチで穴を開け、子どもたち1人につき3枚配ります。
3枚の画用紙を、赤・青・黄色に塗らせます(片面または両面)。

(絵の具がもっともきれいです。濃淡があっても気になりません。)

穴に綴じ紐を通して結んでできあがりです。
普段は机の横にひっかけておくか、道具箱にしまっておきます。
必要なときに机の左上に置かせます。

使い方はレスポンサーと同じです。
一度使ってみると分かりますが、実に見やすく便利です。

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