市販のテストを使うことも多いと思います。
市販のテストには意外に余白があります。
特に裏面は、全面何も書いてなく真っ白だったり、半分真っ白だったりします。
このようなテストをすると、子どもたちから
「先生、裏側に絵を描いてもいいですか」
と質問が出ることがあります。
「じゃあ、先生の似顔絵を描いてください」
「絵日記を書いてみようか」
などというのも楽しいのですが、もっと効果的に余白を使う方法があります。
それは、余白に追加の問題を出すということです。
テストを始めてからある程度時間が経ち、終わった子がぽつぽつと出始める頃、黒板にテストの問題を書きます。
そして、
「テストが終わって見直しも済んだら、テストの裏側にこの問題を写して、答えも書いてください」
と指示します。
テストが早く終わった子は、問題を写して解き始めます。
時間が無駄になりません。
また、テストにもともとある問題以外にも、見取りたい観点に応じた問題を出すことで、評価・評定に生かすこともできます。
慣れてくると、子どもたちから
「先生、今日は問題は出さないんですか」
と催促されるようになります。
問題以外にも、授業の感想を書かせたり、興味があって調べてみたいことを書かせたりします。
[留意点]
・全員に書いてほしい時には、その時間をきちんととるようにします。
・じっくり取り組むタイプの子を急かさないようにします。
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