『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』
(石井志昂 著)
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・無理に理由を聞かない
・「なんで学校に行けないの?」はNGワード
・子どもの気持ちにつきあう
・不登校は一番苦しい時期を脱したサイン
・まずは心と体を休ませる
・子どもの揺れる感情につきあう
・子どもの話を最後まで聞く
・子どもが言われてうれしい2つの言葉
・勉強はいつでもできると開き直る
・学校との向き合い方を決める
・子どもの意思を大切にする
・苦しさを察してくれた人に相談する
・無理に理由を聞かない
子どもが学校に行きたがらないとき、その理由をなかなか言いません。
言葉にならない理由が複数有り、複雑に絡み合っているからです。
理由を聞いても、子供が言いづらそうにしている。
「学校でどんなことがあったのか話せる?」と聞いても、何も答えない。
そういうときは、言いづらいんだなと考え、無理に聞こうとしないでほしいと思います。
・「なんで学校に行けないの?」はNGワード
子供を追い詰める言葉。
子どもとしては、説明がしにくかったり、まわりにわかってもらえないかもしれないと思ったりして、言葉に詰まることがあります。
そこを問い詰められると、非常に苦しいのです。
・子どもの気持ちにつきあう
子どもはつらそうにしているけれど、がんばって学校へ行こうとすることもあります。
まわりが「行っても行かなくてもいいんだよ」と行っても、やっぱり学校へ行く。親は、つらそうにしているわが子が学校へ行くのを応援していいのだろうか。
こういう場合、保護者は子どもが納得するまで、つきあうしかありません。
親ができることは、苦しんでいる子どもの気持ちにつきあうこと。
子どもに向き合うこと。
ことはとてもつらい時期です。
それでも、「そんな状況じゃ学校へ行ってもつらいだけだよ」「行くのは無理だと思うよ」などと先回りして、子どもの行動を止めてしまうのはよくありません。
数多くの不登校の人たちの話を聞くと、つらいのに学校へ行っているときが一番大変だったとみなさん振り返ります。
でも、そこを越え、学校から一時的に距離をとると、必ず心と体が回復する兆しが見えてきます。
だから今が一番つらいときだと思って、親は子どもに向き合うしかありません。
・不登校は一番苦しい時期を脱したサイン
学校を休み始めた瞬間から、心の回復が始まります。
多くの方がイメージするのは、学校に行かなくなった日から心の状態が悪化していく様子かもしれません。
でも、子どもにとっては、学校へ行かないことによって、一番の危機を脱したことになります。
・まずは心と体を休ませる
学校を休んで寝てばかりいるとしたら、それは極度の近況で疲れ果てた体を休めているということ。
安心しているからこを眠れている。
今まで蓋をしていた心の傷が一気に開くので、子どもの意図とは関係なく、朝は全然起きられない、だるいといったさまざまな症状が出る。
子どもの体調を優先して、できるだけ、子どものペーを尊重してあげてほしい。
・子どもの揺れる感情につきあう
感情の噴出という時期。
甘える、突如怒り出す、泣き出す。
感情が噴出しているときは、そばにいて、子どもの揺れる感情につきあうしかない。
大変だが、子どもの苦しんでいる気持ちにつきあうことで、愛情がしみていき、心の傷が癒やされていく。
・子どもの話を最後まで聞く
自分に起きたことを言語かする時期。
たくさんの脈絡のない話をしたあとに、学校で起きたことを話すようになる。
話はとても長くて回りくどいかもしれないが、最後まで聞くしかない。
言語化が終わると親離れする。
・子どもが言われてうれしい2つの言葉
「好きにしていいよ」
「ありがとう」
子どもが何かしてくれたときに、まわりの人が感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えることは、とてもいいこと。
ただし、そのために用事を押しつけるのはNG
つらかった言葉は反対の言葉。
一方的にまくしたてたり、罵声を浴びせたり、しかりつけたり、行動を厳しく制限したり
・勉強はいつでもできると開き直る
親が開き直らないと子どもも開き直れない。
保護者が学習のサポートをするための時間を無理に割かなくてもかまわない。
子どもにやる気が出たときに、塾やAI教材、ドリルなどを活用する方が早い。
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