『「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました』

本の学び

『「ごめんね育児」をやめてみたら、肩の力を抜けるようになりました』(あらいぴろよ 著)
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ごめんね育児って?

愛する子にイライラしてしまってごめんね、上手に育児ができなくてごめんね。こんなふうに思いながら子育てをするのが「ごめんね育児」です。

これは「母親なら~すべきという『べきお化け』」に苦しめられているのです。

これが続くと母親の自己肯定感が下がり、それが子供の自己肯定感の高まりを邪魔します。

いたるところに顔を出す「べきお化け」から、自分自身を解放してあげることが、肩の力を抜くコツです。

「べき思考」から解放されて、自己肯定感を高める

この本は育児書ですが、その底にあるのは、「育児はこうするべき」「母親はこうあるべき」という「べき思考」からの解放です。

そのような認知バイアスから解放されて、もっと肩の力を抜いていこうという提案です。

それが自己否定から自己肯定感を下げてしまうことを避けることにつながります。

反対に「これでいい」「うまくいった」という小さな成功体験が、自己肯定感を高めていきます。

例えばこんなふうに考えていくことです。

×布団に入ってまだ5分で泣く子。
 でも母親なんだから私がお世話しないと…。つらいよ~。
○布団に入ってまだ5分で泣く子。
 でももう限界。明日はパパに交替してもらって眠ろう。

×(命ってすごいなと思うけど)泣き声にもイライラしちゃう。
 私って母性ない人間だったんだ…
○(命ってすごいなと思うけど)泣き声にもイライラしちゃう。
 まだ体調も戻ってないから、かわいいって思う余裕今はない。
 早く余裕をゲットするため、今日は1人で寝かせてくれ。

×(何しても泣き止まない)
 こんな小さい子に何イライラしてるの。私…最低…。
○(何しても泣き止まない)
 だめだ。今日はなんか辛い。緊急待避。耳栓も。

×抱っこしないと泣き止まない。でも将来のために心を鬼にして抱っこしない。これはしつけ。でもうるさすぎてノイローゼになりそう。
○抱っこしないと泣き止まない。でも何にも気にせず甘えられるのって今だけ。いっぱい抱っこして甘えさせてあげよう。

×授乳のときは赤ちゃんを見つめてコミュニケーション。
 もう自分の時間はとれない。幸せだけど悲しい。
○授乳のときは赤ちゃんを見つめてコミュニケーション。
 子供が目をつぶったらスマホチェック!

小中学校の先生にも参考になります

このことは、何も育児に限定されることではありません。

子供がいくつになっても基本は同じです。

母親以外にも、子供に関わる職業、特に保育士さんや小中学校の先生は「べき思考」に陥りがちです。

育児書ですが、一読すると誰でも肩の力が抜けるのではないでしょうか。

最も大事なことは「とにかく寝る!」

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