『疲れたら休めばいい、ということが何故こんなにもヘタクソなのだろう。』より

学級経営

『疲れたら休めばいい、ということが何故こんなにもヘタクソなのだろう。』
(ともえ 著,イラスト)
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・「ポジティブ教」の言うことなんか気にしなくていいですよ。
・幸せな人ってのは、自分の心の掃除がうまい人だよ。
・気がすむまで引きずったらいいよ。いつかけずれて、落として、なくなってゆくから。
・「どーせダメだ」って言ってたら、楽なんだよね。
・ダラダラすんのは、本気出すのが怖いからだよな。
・どんなに楽しいことも「やらなきゃ」になった瞬間に重荷になってしまうのだ。
・心が淀んで先に進めなくなってしまったら
 好きなことをしろ
 好きなものを読め
 好きなものを語れ。
・10年以上続けられるものは「好き」だけじゃない他の何かがあるんだろうね。
・会いたいヒトに会いに行って、行きたいトコへ行けばいーのだ。
・なんとなく「やらないほうがいい気がする」と思うことは、やっぱりやるべきじゃない。
・他人に尽くすのは、好かれるためじゃなくて、嫌われないためですか?
・タダでなんとかしてもらおうとする奴に構うな。
・100人全員に好かれなくてもいい、ってのは わざわざ嫌われろってことじゃない 信念を曲げなくてもいい、ってことさ。
・大事なのは、うまくいかない日も自分の味方でいることさ。
・幸せになりたいない、認められるために生きるのをやまよう。

・「ポジティブ教」の言うことなんか気にしなくていいですよ。

本当に前向きな人の話を聞くと、彼らは「自分のダメなところ」を受け入れたり、「ネガティブな人・意見」に対しても「そういう意見もあるのか」で済ますんですね。

一方、ポジティブ教の人は、ネガティブな人や意見をものすごく嫌います。

・幸せな人ってのは、自分の心の掃除がうまい人だよ。

それは、気持ちを切り替えることや、自分自身をケアすること、失敗から学ぶことなど。

・気がすむまで引きずったらいいよ。いつかけずれて、落として、なくなってゆくから。

「忘れなきゃ」と思えば思うほど、人は記憶を反芻し、脳に刻みつけてしまいます。

ということで、引きずるなら思いっきり引きずりましょう。

「思い出しちゃダメ!」ではなく、そのままにしておくのです。

すると、だんだんと思い出してもつらくなくなってきます。

・「どーせダメだ」って言ってたら、楽なんだよね。

期待して裏切られ、傷ついた回数が多い人ほど、「どーせダメだ」の盾で自分を守ろうとします。

心理学用語に「ゴーレム効果」というものがあります。

「周囲の期待が低いと感じた人は、その通りにパフォーマンスを低下させてしまう」という心理効果です。

これは周囲の期待に限らず、「自分自身が自分にどれだけ期待を持つか」にも左右されるのではないでしょうか。

・ダラダラすんのは、本気出すのが怖いからだよな。

もしかしたら、「好きなこと・やりたいこと」に夢中になったり、そこでなんらかの挑戦をして失敗したりしてしまうのが怖いのかもしれません。

「いつかやれるかも」「やってみれば、いいセンいくかも」という期待の中で生きていたほうが、人は安心だと思ってしまうのです。

・どんなに楽しいことも「やらなきゃ」になった瞬間に重荷になってしまうのだ。

仕事が「やらなきゃ」になったときは、「この仕事をやったあとに得られるもの」を三つくらい考えるとか。

・心が淀んで先に進めなくなってしまったら 好きなことをしろ 好きなものを読め 好きなものを語れ。

・10年以上続けられるものは「好き」だけじゃない他の何かがあるんだろうね。

・会いたいヒトに会いに行って、行きたいトコへ行けばいーのだ。

お金や他人を中心にせず、「今の私」がしたいことを優先させてやってみる訓練をしてください。

そうするとそのうち、「ずっとやりたかったこと」が地表に浮き上がってきますよ。

・なんとなく「やらないほうがいい気がする」と思うことは、やっぱりやるべきじゃない。

ちょっと想像してみてください。

今まで自分を傷つけてきた人、ないがしろにしてきた人って、ちょっと「違和感」がありませんでしたか?

なのにをれを、「気づかないフリ」してませんでしたか?

自分自身を嫌いなときは、無意識にその違和感をスルーしてしまうこともあります。

私も、直感に気づけるようになったのは「自分を大切にしよう」と決意してからでした。

・他人に尽くすのは、好かれるためじゃなくて、嫌われないためですか?

誰かを助けてあげるのはいいことです。

しかしその原動力が「相手が喜ぶ、安心する顔を自分が見たいから」ではなく「誰からも嫌われないため」であったら危険信号です。

相手を喜ばせたい、安心させたいというのは「自分主体」ですが、「嫌われないため」というのは、「他人(相手)主体」だからです。

「嫌われないため」を原動力に自分の行動を決めていると、相手の意思をおしはかることや機嫌をとることが自分の人生の中になってしまい、いずれ心がつぶれてしまいます。

・タダでなんとかしてもらおうとする奴に構うな。

あなたをタダで「あるいは安く」使おうとする人は、あなたの能力が高くなろうが、世間で有名になろうが、基本的には扱いを変えてきません。

「友達だから」とか「昔から知ってるから」とかいう理由でいつまでもぞんざいな扱いをしてきます。

人は「自分に抱えられるもの」の数が限られています。

両手いっぱいに「自分を安く扱ってくる人」を抱えている場合、そこに新しい誰かは入って来られません。

つまり、「タダで(安く)なんとかしてもらおうとする人」に捕まっていると、新しい良い仕事や良いお客さんに巡り会えなくなるのです。

・100人全員に好かれなくてもいい、ってのは わざわざ嫌われろってことじゃない 信念を曲げなくてもいい、ってことさ。

・「頼られる」のってうれしいですよ。「頼ったら迷惑」ってことはないです。

「相手に自分を助けさせる」って、「相手をいい気持ちにさせる」ってことなのです。

しかし他人を頼れない人は、過去に「頼ったら怒られた、拒絶された」ことがあるはず。

それは単純に「人選ミス」なので、今後はそういう人に頼るのをやめましょう。

・大事なのは、うまくいかない日も自分の味方でいることさ。

自分を一番苦しめているのは、「起きた出来事そのもの」ではなく、「自分自身の、起きた出来事への受け止め方」なんですね。

特に心優しい人は、「誰かのせいにする」より「自分のせいにする」ほうが心が楽なので、ついつい無意識に自分を責めてしまいます。

そこで、心の中に「味方」を作ってみましょう。

まずは、「自分の好きな有名人・キャラクタ―・ペット」など、心の中に架空の見方を作るイメージをしてみましょう。そして、彼らのセリフとして「いつも味方だよ」とか「頑張ってるね」とか、自分に声をかけてあげると効果的です。

それは「自分の脳が想像して創り出しているもの」なので、「自分が自分の味方になっている」のと同じことなのです。

・幸せになりたいない、認められるために生きるのをやまよう。

「幸せになりたい」「生きづらい、苦しい」と悩む人の話を聞いていると、そのほとんどが「他人に認められること」をゴールにして生きています。

他人というのは「変えられない」「自分の思い通りにいかない」のが基本です。

それにAを評価する人もいれば、まったく逆のBを評価する人もいます。

そうすると、「みんなに認められるため」には全然正反対のことをオールマイティにこなす必要があります。

無理ですよね?

その「無理」なことをやろうとするので、苦しくなるのです。

幸せになるためには、他人を規準にせず、自分自身の心を基軸にすることが必要です。

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