『女の子の「自己肯定感」を高める育て方: 思春期の接し方が子どもの人生を左右する!』(吉野 明 著)より

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『女の子の「自己肯定感」を高める育て方: 思春期の接し方が子どもの人生を左右する!』(吉野 明 著)より
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女子の特徴

・完璧主義傾向が強いので、完璧が崩れたときに対応できずに動けなくなってしまう。
・失敗を必要以上に怖がるので、意思決定できずに立ちすくんでしまうことがある。
・ヨコのコミュニケーションを大切にするが、自己肯定感が低い集団はタテ型の集団になってしまい、居心地が悪くなる。
・言語によるコミュニケーション能力が高いので、男子のように直接的に叱ると必要以上に気にしてしまう。
・ヨコのコミュニケーションを大切にするため、人前でほめると集団の中で浮いてしまうことがある。
・空気を読みすぎて、自分で自分の可能性をせばめてしまうことがある。
・「何をするか」よりも、「誰とするか」「仲間と頑張れたか」ということの方が、成長を促してくれる。

・完璧主義傾向が強いので、完璧が崩れたときに対応できずに動けなくなってしまう。

完璧主義はきちんとした生活を送るという意味においてはプラスに働くが、「完璧」という前提が崩れたときに弱い。

女の子は小さい頃から「ちゃんとしようね」と言われて育てられることが多いので、いつでもどこでも完璧にちゃんとしていなければならないという気持ちは、親御さんが思っている以上に強い。

親ができることは、枠にはめるように言い方「ちゃんと○○しなくてはダメ」というような言葉をなるべく使わないようにすること。

完璧主義は「完璧にできない私はダメな人間だ」と思い込み、何事も前向きにとらえることができなくなる。

結局、自己肯定感を下げる。

また、「完璧にできないあなたはダメ」というように、他人に対して非常に厳しくなる。

・失敗を必要以上に怖がるので、意思決定できずに立ちすくんでしまうことがある。

「絶対に失敗できない」と思い込んでいる子は、実はとても多い。

親はかわいいわが子には失敗させたくないと願うが、意識的に失敗を回避するように育ててきたとなると、それはまた別問題。

親が敷いてくれたレールの上を歩いていられる間は大きな問題は起こらないが、思春期になる、自分で意思決定して行動しなければならない場面が増えてきたとき、壁の前で立ちすくんでしまうのは、失敗を回避するように育てられた子ども。

失敗の経験がないために困ること。

1 失敗のショックに耐えられない
2 失敗から立ち直る経験をしていない
3 するかもしれない失敗におびえてしまう

親ができることは、時間をかけて「失敗してもいい」と伝え続けること。

とくに効果があるのが、ステージが変わったとき。中学進学、高校進学、進級などの時点で「これまでとは違って、思い切りやってみよう」と声をかける。

そして、結果ではなく、新しく始めたことやチャレンジしたこと、努力していることを褒める。

・ヨコのコミュニケーションを大切にするが、自己肯定感が低い集団はタテ型の集団になってしまい、居心地が悪くなる。

人前ではほめてもいけないのが女子の難しいところ。

ヨコ並びであることを重視する女子においては、突出するとどうしても周囲から浮いてしまうことが多く、「ひいきされている」「いい子ぶっている」などと攻撃対象になってしまうことがある。

女子を褒めるときには、全体を褒める。
個人をほめたいときには面談を活用する。

学校内の人間関係では突出できにくいので、学校外での活動で頑張ることで自分に自信をもたせ、自己肯定感を高める。

・言語によるコミュニケーション能力が高いので、男子のように直接的に叱ると必要以上に気にしてしまう。

もともとおしゃべり好きな女子は10歳を超える頃から抽象化能力が育ち、コミュニケーション能力も上がる。

ちゃんとして、という一般的な注意方法でもきちんと頭に入る。
男子相手のように注意してしまうと、注意を重く受け止めすぎて自己肯定感を下げてしまうことになりかねない。

注意が多いと疲れてしまう。
個別に叱る場合は、人前を避けることが大事。

・ヨコのコミュニケーションを大切にするため、人前でほめると集団の中で浮いてしまうことがある。

人前ではほめてもいけないのが女子の難しいところ。

ヨコ並びであることを重視する女子においては、突出するとどうしても周囲から浮いてしまうことが多く、「ひいきされている」「いい子ぶっている」などと攻撃対象になってしまうことがある。

女子を褒めるときには、全体を褒める。
個人をほめたいときには面談を活用する。

学校内の人間関係では突出できにくいので、学校外での活動で頑張ることで自分に自信をもたせ、自己肯定感を高める。

・空気を読みすぎて、自分で自分の可能性をせばめてしまうことがある。

彼氏よりいい成績はとれない、兄よりいい学校には行けないと自分で枠を決めてしまい、自己肯定感を低くしている女子は多い。

家で「~に対して、どう思う?」と積極的に娘さんに問いかけ、意見を聞く。

大切なのは、誰の意見であっても尊重すること。

日本で育った女子は、場の空気を読む能力を身に付けている。
そこに「自己主張」の能力が加わったら、国際社会で活躍することができる。

・「何をするか」よりも、「誰とするか」「仲間と頑張れたか」ということの方が、成長を促してくれる。

それぞれが自分の強みを発揮しつつ、時にはリーダーになり、時にはフォロワーとなってみんなでがんばれるのが女子によるリーダー湿布。

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