4つの場面について教えよう
私は、次の4つの場面の報告の仕方を教えていました。
こういうことは、何か意味づけをしてしまうと実践が難しいかもしれません。
例えば、「尊大な感じがする」「形式主義的だ」などです。
今後、使うか使わないかは子どもの自由です。
教えないのは教師の罪です。
【忘れ物】
・連絡帳に忘れた物を赤で書かせます。
・その連絡帳を見せながら報告させます。
1 忘れた物  「○○を忘れました」
2 その理由  「なぜなら、連絡帳の確認をしなかったからです」
3 対策    「今日は、○○を使ってやります」
        「今日は隣の人に見せてもらいます」
        「明日、持ってきます」 など。
4 今後    「これからは、連絡帳は必ず見るようにします」
【教科の連絡】
1 名告る   「4年1組(の体育の係)です」
2 授業    「明日の3時間目の体育の授業をよろしくお願いします」
        「次の授業をよろしくお願いします」 など
3 持ち物   「何か用意するものがありますか」
        「何かお持ちするものがありますか」
4 挨拶    「ありがとうございました」
【用事】
先生に用事を頼まれたら、それを行った後で。
「2年2組の○○さんに連絡帳を届けてきました」
「保健室に行って熱を測ってきました。37度2分でした」
「○○先生にプリントを渡してきました」
などと、行ったことを報告します。
【失敗】
報告ではありませんが、失敗をしてしまったときの後始末の手順を教えておきます。
例えば花びんを倒してしまったとします。
1 現状回復  きれいにそうじをする。水を入れ替え、花をもとに戻す。
2 謝罪    関係者に謝る。
3 対策    今後、どうすれば同じ失敗をしないか考える。
はじめは先生も一緒になって行うと、子どもたちもよく理解します。
[留意点]
・すぐにできるようになりません。できるようになるまで繰り返し阻止得ることが必要です。
・これはマニュアルです。マニュアルはたくさん知っておいた方が、生活はしやすいものです。
 
  
  
  
  

コメント