フラッシュカード 読み方7「上下読み」

他教科

目玉を上下に動かして読む

「上下読み」の読み方も、基本は昨日の「左右読み」と同じです。
「左右読み」ではカードが右と左の2箇所にあり、視線を右、左と交互に移しながら読みました。
これに対して「上下読み」は、カードが上と下の2箇所にあり、視線を上下させながら読みます。
ですから、「上下読み」も補助者が必要です。

1人でもできないことはない

余談ですが、「左右読み」も「上下読み」も先生1人でやれないことはありません。
教卓の上に、カードを裏にして2山置きます。
右手と左手の親指に「指サック」を装着します。
まず、右手で右側の山の一番上のカードを取り、高く掲げます。
子どもたちが読みます。
読んだら、カードを元の山とは別の場所に置きます。
次に左手で左側の山の一番上のカードを取り、高く掲げます。
これを繰り返します。
「左右読み」なら、左右になるべく離れた位置にカードを提示します。
「上下読み」なら、上下に提示します。
カードの操作の失敗が多く、なかなかリズミカルに続けるのは困難ですので、練習を積む必要があります。
ただ、失敗してめちゃくちゃになると、なぜか子どもに大ウケします。

顔を向けないで目で見て読む

補助者は多くの場合子どもですから、自然と上下の差が出ます。
先生はいつもよりも高めにカードを提示するようにします。
「左右読み」の時と同じように、子どもたちに

なるべく顔を動かさないで、目を動かしてカードを見て読む

よう指示しておきます。
カードを読みながら、眼球運動の訓練もしようと考えているからです。

子どもたちの中には、眼球の上下運動かうまくできない子がいるそうです。
文章を読むときに文字を追うのが難しいことがあるそうです。

「上下読み」がその改善に効果があるかどうかは分かりませんが、上下を交互に見る練習にはなるのではないかと思います。

[留意点]

・低学年の場合は補助者を選ぶのも難しいので行いません。
・中学年や高学年の場合も、急がずにゆっくりと行います。
・あくまで、フラッシュカードの読み方のひとつとして、楽しく行います。

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