教室にあるたくさんの指示
教室では、1日に実に大量の、そして多様な指示が出されます。
例を挙げてみましょう。
・宿題はカゴの中に出しましょう。
・朝の読書は時間を守って始めなさい。
・読書が済んだら、すぐに1時間目の用意をします。
・教科書を開きなさい。
・教科書の25ページを読みなさい。
・問題を写しましょう。
・雨が降っていますので、昼休みは教室で過ごします。
など、ちょっと考えただけでもいくらでも出てきます。
子どもたちがこの指示を守って指示通りに動いてくれれば、なんとも夢のような学級が実現されるでしょう。
しかし現実はそうはいきません。
指示を聞かない子、聞いても忘れてしまう子、間違って聞いている子、分かっていてもできない子、分かっていてもやらない子、指示に従わない子、わざと指示とは違うことをする子 等々。
そのような子どもたちへの対応で先生はへとへとになります。
これを少しでもなくしていきたいものですね。
指示を出したら確認する
やることは簡単です。
しかし、続けることは大変です。
何をやるかというと、
「指示を出したら、指示通りにやっているかどうかを必ず確認する」
ということです。
先生が、先生の目で、先生の耳で、先生の手で確認します。
そして、指示通りにしない子、できていない子には必ず声を掛けます。
さらに、指示通りにするよう促し、待ちます。
これをずっと継続していくことがポイントです。
[留意点]
・できていない子への再指示は、努めて平静に、穏やかにするのが基本です。
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