クイズ番組のナイショ話解答法から
以前、テレビのクイズ番組でこのようなものがありました。
司会者が出題します。
解答者は答えを思いついたら、解答者は司会者のところに行って内緒話のように耳元で小さい声で答えを言います。
正解の場合は、司会者が「正解!」と言います。
不正解の場合は、司会者が「残念」などと言います。
正解者が出ても、他の解答者には正解が分かりません。
分からないので、何度でもチャレンジできます。
楽しいので、これを教室で行います。
ただし、ナイショ話のように耳元でささやくことに抵抗を感じる子もいます。
すると、先生の耳から少し離れたところで、ちょっと大きな声で話すことになります。
答えが周りの子に聞こえてしまいます。
聞こえてしまうと、楽しさが半減してしまいます。
ささやきシリンダー登場
そこで、「ささやきシリンダー」の登場です。
「ささやきシリンダー」とは、ただ画用紙を丸めただけのものです。
片方を先生の耳に押し当て、もう一方で子どもたちがささやきます。
シリンダーがありますので、先生の耳から20cm~30cmくらい離れます。
また、耳に直接話すのではなく、シリンダーに話すことになりますから、抵抗が少なくなります。
先生が教卓のところで座って待ち、子どもたちが教卓のところに行ってささやくこともできます。
先生が、シリンダーをもって机間巡視をし、挙手した子どもたちのところに行ってシリンダーを耳に当てて話を聞くこともできます。
どちらにしても、誰がどのような答えを言っているのかが分からないところにおもしろさがあります。
[留意点]
・それでも抵抗感のある子もいます。遊びで行いますので強要はしません。
・時間がかかりますので、たまに思い出したように行います。
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