間違い探しは楽しい
「わざと間違えた答えを書いてみましょう。」
と子どもたちに指示をします。
子どもたちは「え?」という顔をします。
そこで例題を出します。
問題:たて8m、横6mの部屋の面積はいくつですか。
答え:8 × 6 = 48 答え 48m(48cm2 )
「どこが間違っているでしょうか」
と問います。
すると、単純に問題を解くよりも興味をもって子どもたちは答えます。
なぜでしょうか。
間違いを探すのは、単純に問題を解くよりも楽しいからです。
そこには「間違い探し」というゲームの要素があるからです。
いろいろな教科でできる
間違いづくりは算数に限りません。
今日は、このノートを使う始めての日だ。
のように、間違った漢字を書いたり、漢字の使い方を間違ったりすることもできます。
栃木県の特産品は、「いちご」と「かんぴょう」と「メロン」だ。
というように、社会科の問題にすることもできます。
こんなふうに、わざと間違えた答えを考えて、どこが間違っているかをお互いに指摘し合います。
間違いを指摘し合うことで、間違いに気付く目を養うことができます。
その結果、うっかりミスが減っていきます。
[留意点]
・慣れてきたら、なるべく他の人が気づかないような間違いを考えるようにさせます。
・本当に間違った子をからかったりしないようにします。
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