真民先生の詩をひとつご紹介し
ます。
鈍刀を磨く
坂村眞民
鈍刀をいくら磨いても
無駄なことだというが
何もそんなことばに
耳を貸す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかもしれないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬすまぬと言いながら
磨く本人を光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙の世界だ
だからせっせと磨くのだ
※甚深微妙(じんしんみみょう)
甚深=奥深いこと。神秘なこと。
微妙=趣深くすぐれていること。
「鈍刀」が何かは、人によって様々だ
と思います。
それが何であっても問題ではありませ
ん。
磨く行為そのものが、磨く本人を光る
ものにしてくれるのです。
だから、
つべこべ言わずに磨けと真民先生はお
っしゃっているのです。
何を磨くか。
自分が磨きたいものを磨けばいい。
いつから磨くか。
それはもちろん、今からです。
中国のことわざにこうあります。
「木を植えるのに最も良い時期は
20年前だった。
次に良い時期は
今だ。」
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