『音読』より

『音読』（加藤 俊徳　監修,出口 汪　監修）
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・音読のメリット　視覚系脳だけでなく聴覚系脳も使う　「あの」「その」がなくなり言葉が出やすくなるー認知症予防　朝から前向きになれるーうつ病の予防・改善　顔や舌の筋肉が鍛えられるー誤嚥肺炎予防　人の話がよく聞けてキレなくなるー他人の声も聞き取りやすくなる

・文章を音読することで、脳の6つの系統が順次刺激される　①視覚系脳で文字を追い、一文字一文字をひとつながりにして認識する　②記憶系脳に蓄積さえている言葉の意味と結びつける　③理解系脳で文章としての意味を理解する　④伝達系脳で文章を想起する　⑤運動系脳で口を動かし音に変換する　⑥聴覚系脳で自分の声を聞き取る　⑦理解が深まることで感情系脳や思考系脳も活性化

・重要なポイントとなるのが、聴覚系脳で自分の声をしっかり聞き取ること

自分の声を聞くことで、脳全体の働きは高まる。

棒読みでは、聴覚系脳への伝わり方が弱くなり、脳全体の働きも弱くなる。

・オススメは、助詞を強調した音読

脳は名詞と助詞の差を感知しやすい。

「に、が、は、の」などの助詞を名詞よりも大きな声で読むことで、声がはっきりと脳に伝わり、文章が記憶しやすく、理解度が格段にアップ。

・ゆっくりしっかり、発音しながら、繰り返し読むことで、脳全体が活性化