上手に聞く指導を態度から
近年は、上手に聞くことが苦手な子が増えてきました。
そこで上手に聞く練習をする必要が出てきました。
それも低学年のうちから、なるべく早い時期にです。
まず、聞く姿勢をつくります。
次の3つを指導します。
1黙っていること
2話し手を注目していること
3じっとしていること
後になるにしたがって難易度も上がってきます。
じっとしていることが最も難しいということです。
まず、次のように指示します。
「これから、先生が10数える間、お話をしてはいけません。でははじめます。ようい、スタート。1・2・3・・・・。やめ」
このようにして徐々に秒数を長くします。
同様にして、注目する練習もします。
「これから、先生が10数える間、先生の手のひらをじっと見つめています。下を見たり外を見たり、隣の人を見たりしてはいけません。ようい、スタート。1・2・3・・・・。やめ」
じっとしている練習も同じように行います。
どうしても動いてしまうなら
もしかしたら、中には10秒もたずに視線をずらしてしまう子、動いてしまう子がいます。
何度も続くようなら、その子には個別の指導が必要かもしれません。
また、体がついつい動いてしまう子がします。
自分の体が動いてしまうことに気付かない子もいます。
その場合は、動いていることを指摘してあげるとよいと思います。
指摘しても動いてしまう場合、緊張していることもありますので、スタートの前に体をぶらぶらさせてリラックスしてみます。
それでも動きが止まない場合は個別の対応が必要かもしれません。
[留意点]
・どうしても動いてしまう子は、ふざけて動かしているように見えますが、実際はふざけているわけではありません。やみくもに注意することは控えた方がよいでしょう。
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