言葉をメモさせてワーキングメモリを鍛えよう

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言葉をメモさせる

以前、先生が連続した3つの数を続けて言い、それを聴写する練習を紹介しました。
今度は数字を言葉にかえて行います。

先生が3つの言葉(例 さんぽ おんがく りんご)を続けて言います。
子どもたちは、最初の言葉を聞いたらそれをノートにひらがなで書きます。

子どもたちが書いている間に、次の言葉を言います。
子どもたちは前の言葉を書きながら、次の言葉を聞いていて、前の言葉が書き終わったら、次の数を書きます。

3つの言葉は縦一行に続けて書きます。
文章で説明するとややこしいのですが、やってみれば難しいことではありません。

先生  さんぽ  おんがく    りんご ←しゃべっている
子ども  さ ん ぽ お ん が く り ん ご ←書いている

上記のようなイメージです。 
子どもたちは最初に聞いた言葉をひらがなで書きながら、耳では次の言葉を聞いて覚える活動をしていることになります。

ワーキングメモリを鍛える

この作業がワーキングメモリを鍛えます。
もちろん、聞く力も高まります。

ワーキングメモリが鍛えられ、それによって聞く力も高まっていくことになります。
言葉を言うタイミングや留意点は数字の時と同じです。

3つの言葉1セットとして、1回に5セットとか6セットとかを行います。
終わったら、言葉を板書して○付けをします。

時間があれば、この時に分からない言葉の説明をすると語彙指導にもつなげることができます。
2~3分で行えますので、できれば毎日続けます。

[留意点]

・はじめは全員が書けるくらいのスピードで慣れるようにします。
・1年生の場合は、ひらがなが素早く書けるようになったら行います。

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