写真を見て気付いたことを書く
社会科の教科書や資料集や理科の教科書には、たくさんの写真が載っています。
これらの写真を使って、詳しく見る練習をしてみましょう。
次のように指示します。
「写真を見て気付いたことを10個以上書きなさい。」
個数は10個でも5個でもかまいません。
難易度に応じて、または子どもたちの熟練度に応じて調整します。
「5個」というように個数を指定すると、素早く5個見つけた子は、その後の時間を無駄にしてしまいます。
「5個以上」と指定すると、5個は最低ラインですから、5個見つけた子はさらにたくさん見つけようと意欲的に取り組みます。
意欲付けの言葉をかける
折に触れて次のような言葉を掛け、子どもたちを励まします。
・どんなことでもいいから書きましょう。
・こんなつまらないことではダメだ、と思ったことでいいのです。
・なるべくたくさん書けた人が賢い人です。
・いろいろな方向から見てみましょう。
・見えない部分は想像してみましょう。
・他のものと比べてみましょう。
ある程度の時間をとり、ほとんどの子がいくつか書けていることを確認してから(必ずしも個数を満たしていなくても)、発表してもらいます。
まず、端の子から座席順に、書いたことを1つだけ読み上げて行きます。
前の子が指摘した内容以外のことを読み上げます。
読み上げる内容がなくなってしまった子は「ありません」と言います。
1巡したら、まだ気付いたことが残っている子に挙手発言をさせます。
こうすることで、子どもたちが気付きの視点を学びます。
それは次の学習に生きてきます。
[留意点]
・指定した個数まで書けない子がいるかもしれません。そういう子もだんだんと書けるようになりますので、責めずに励まします。
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