大きく書く(だけ)
皆さんも板書をする時には、重要語句を目立たせるでしょう。
目立たせるにはいろいろな方法があります。
・色を変える
・文字の大きさを変える
・枠や線で囲む
・かぎ(「」)をつける
・磁石や紙を貼る
などです。
このうち「簡単さ」と「目立ち」のレベルがどちらも高いのは、
・文字の大きさを変える
ことです。
ただし、普通の板書の文字の縦横2倍くらいでは大して目立ちません。
ここは思い切って3倍以上にします。
3倍以上
最重要語句はもっと思い切って5倍くらいにしてもいいでしょう。
どうして目立つのでしょうか。
それは、「不自然」だからです。
また、「非常識」だからです。
不自然で非常識な人は集団の中で目立ちます。
これと同じように、あまりにも大きな文字は、板書として不自然で非常識です。
ですから、黒板に書かれた文字の中で目立ちます。
ところで、板書を丁寧に書くとどうしても時間がかかります。
子どもたちに背を向けている時間が長くなります。
すると子どもたちの集中が切れます。
子どもたちの集中を切らさないためにも、大きく書くというのは有効です。
[留意点]
・自分の板書の文字の大きさ、子どもたちからきちんと見える板書の大きさを把握しておきます。
・その上で、大きな文字をどれくらいの大きさで書くのか、何回か練習をしておくとよいでしょう。
・板書を写す子どもたちのノートにも大きく書くよう指示しておきます。
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