『1分で心が震えるプロの言葉100』(上阪 徹 著)
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- 実際、仕事なんて大したことではないんですよ。(成毛 眞)
- 止まっている時計は、日に二度合う。(秋元 康)
- 石の上にも三年。ホント、昔の人は良いこと言っている。(石橋貴明)
- 心が折れないようにする方法は、何のためにここにいるのかをはっきりさせることです。(岸田周三)
- 居心地の悪い場所に好んで行く。定期的に恥をかく。(為末 大)
- セットに入り、小道具さんの灰皿の盛り方で気づくんです。そうか、こんな役なのか、と。(役所広司 俳優)
- とにかく売り込めばいいと思っていたんです。これがいけなかった。(小出伸一 セールスフォース・ドットコム会長兼社長)
- 乱れた暮らしなんてしていれば、 すぐにそういう人間の顔になる。(松平健 俳優)
- 本当にそうなのか。どうしてそうなのか。常に、この2つを突き詰めていく。(日色保 日本マクドナルド社長兼CEO)
- 映画もアニメも主人公は落ちこぼれ。だからその活躍に社会は共感するんです。(谷尻 誠 建築家)
- 行動してみる前に考えても無駄です。行動して、考えて修正すればいい。(柳井正 ファーストリテイリング社長)
- これはどうしてカッコいいんだろう。何がそう思わせるのか。 いつも探ろうとしています。(佐藤可士和 クリエイティブディレクター)
- 優れたモノは無言語なんです。(佐野陽光 クックパッド創業者)
- 例えば、家に花を飾る。そうすると、花を飾るにふさわしい空間ができる。(舘ひろし 俳優)
実際、仕事なんて大したことではないんですよ。(成毛 眞)
所詮、仕事は仕事に過ぎないんです。
面白いことに、こんなふうに醒めている人間のほうが、まわりでも出世したりしているんですけどね。
だから、思い切ったことをすべきです。
逆張りもそのひとつです。
止まっている時計は、日に二度合う。(秋元 康)
例えば、ずっと前から延々とカスミ草だけを植えている人がいるとする。
自分の姿勢を決して曲げない。
でも、何年かに一度、カスミ草の大ブームが来て、この人は高い評価を受けるのである。
「一方、ただ流されて、ヒマワリだ、タンポポだと移ろう人もいる。
こういう人は、永遠に時代から5分遅れで走り続けるわけです。
一度も時間は合わない。
僕が今、就職先を選ぶとすれば、あえて最悪のところを狙うでしょうね」
石の上にも三年。ホント、昔の人は良いこと言っている。(石橋貴明)
辛抱です。
辛抱の先に何かが待っているかもしれない。
石の上にも三年っていう言葉があるけど、ホント、昔の人は良いこと言っている。
これは、何をやるにしても言えることだと思う。
努力も大事です。
だって、運とタイミングがそろったときに準備ができていないと、それに乗れないですからね。
心が折れないようにする方法は、何のためにここにいるのかをはっきりさせることです。(岸田周三)
「フランス料理では、ともすればスーパースターのようなシェフがイメージされがちです。
しかし、シェフ一人が活躍するのではなく、チームでいい仕事をすることが大事、というのが、バルボシェフの考え方でした」
そうすることで全体のレベルが上がる。
岸田さんはスタッフと同じ時間に出勤し、一緒に仕込みをすることから始めると語っていた。
一緒に仕事をしながら、自分が望むクオリティをしっかり伝えていく。
そうすることで、スタッ フの負担も減る。
少しでも長く休んでもらえる。
こうしたチームの考え方が、店のクオリティ 向上につながっていったのだ。
居心地の悪い場所に好んで行く。定期的に恥をかく。(為末 大)
「追い込まれる状況から逃げがちな人が多いことですね。
自分の能力の限界まで出す機会は、限られた人にしかない。
それでは自分の限界がわからない。
限界からリカバーするシステムも作 れない。
もっといえば、自分の弱さにも気づけない」
「危機を自ら望むのはおかしいですが、危機が起きそうな場所に飛び込んでおくことは重要。
『リスクを取らないリスク』について意外と語られていない気がします」
セットに入り、小道具さんの灰皿の盛り方で気づくんです。そうか、こんな役なのか、と。(役所広司 俳優)
「でも、実際にセットに入ると、そうか、こういう人だったのか、と気づかされることが多いんです。
例えば家具の配置だったり、本棚に置かれている本だったり、灰皿の盛り方だったり。
監督やスタッフは、そこまで想像してセットを作ってくれている。
それまで自分で考えていた 役の色がちょっと変わって見えてくる。
その瞬間が僕は好きなんです」
とにかく売り込めばいいと思っていたんです。これがいけなかった。(小出伸一 セールスフォース・ドットコム会長兼社長)
「このスタイルを徹底しました。
入り込んでお話をお伺いして、課題を自分なりに考えて、解決するための提案を繰り返していく。
何度も何度も。そうするとやがて、お客さまのほうから、だったらこういうシステムを提案してくれ、という声が上がるんです」
乱れた暮らしなんてしていれば、 すぐにそういう人間の顔になる。(松平健 俳優)
アドバイスもほとんどしない勝さんの数少ない指導のひとつが、将軍らしく遊べ、だった。
主役に抜擢された後、安い居酒屋で飲んでいると、激しく叱責された。
「将軍役なんだから、もっといいところで遊べ!
安い店に行っていると、それが演技に出る。
借金してでも高級店で飲め、と」
本当にそうなのか。どうしてそうなのか。常に、この2つを突き詰めていく。(日色保 日本マクドナルド社長兼CEO)
「経営に不可欠な視点は、極論すると2つしかないと思っています。
本当にそうなのか。
どうしてそうなのか。
常にこの2つを問い、突き詰めていく。
すると、だいたいの問題について答えは見えてきます」
映画もアニメも主人公は落ちこぼれ。だからその活躍に社会は共感するんです。(谷尻 誠 建築家)
「きっかけは、映画もアニメも主人公は落ちこぼれだったことです。
落ちこぼれが活躍するから社会は共感して涙するし、仲間も増えるんです。
コンプレックスは武器にしてしまえばいい」
行動してみる前に考えても無駄です。行動して、考えて修正すればいい。(柳井正 ファーストリテイリング社長)
「失敗もたくさんしました。
でも、致命的にならない限り失敗はしてもいいと思っていました。
やってみないとわからない。
行動してみる前に考えても無駄です。
行動して、考えて修正すればいい。
それが人生だし、それが商売だと思っているんです」
これはどうしてカッコいいんだろう。何がそう思わせるのか。 いつも探ろうとしています。(佐藤可士和 クリエイティブディレクター)
「例えば、カッコいい商品に出会ったら、やっぱり考えるんですね。
これはどうしてカッコいいんだろう。
何がそう思わせるのだろうか、と。
そこには、ちゃんと理由があるんです。
売れ ている秘密は何か。
どんなものでも、いつも探ろうとしています。
それはとても面白いことなんです。
僕にとっては、趣味みたいなものかもしれない」
優れたモノは無言語なんです。(佐野陽光 クックパッド創業者)
「優れたモノは、無言語なんです。
説明が必要なサービスというのは、やはりレベルが低い。
いくら美しくても、ここをつかんでください、なんて書かれたコップを使わないでしょう。
美しさを重視したから説明ありで我慢しろ、こっちが大変だから説明させろ、というのは極めて傲慢な考え方なんです。
何も説明なしで機能が果たせる。
それを目指さなければいけない」
例えば、家に花を飾る。そうすると、花を飾るにふさわしい空間ができる。(舘ひろし 俳優)
「無駄に思えることを、もっとやってみるべきだと思うんです」
こうも語っていた。
例えば、家に花を飾る。
そうすると、花を飾るにふさわしい空間ができ、そこにゆとりが生まれる。
「一見無駄に見える“遊び”への飢えと感覚を、これからもずっと持ち続ければ、面白い人生を送れると思う」
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