読書をすすめるには本を手元におこう

学級経営

何かをしようとした時に、それがすぐにできる状態にあるとやりやすいものです。
反対に、その物が遠くにあるとか、準備に時間がかかるとかという状態では、やる気も失せてしまいます。

手元に本がないと読む気がなくなる

読書も同じです。
本を読もうと思った時に、その本が手元にあればすぐに読むことができます。

しかし、隣の部屋にあるとか、図書館で借りてこなければならないとか、アマゾンで買わなければならないとかだと、読む気も失せます。
(ただし電子書籍なら読みたい時にすぐに読めますので便利です)

ということは、本がいつでも読める状況にしておけば、子どもたちの読書量は自然と増えていきます。

本を1冊手元に置かせる

具体的には、本を1冊以上、手元に置いておくようにさせます。
机の中に入れておいてもいいし、図書袋に入れて机の横に提げておいてもかまいません。

それからもう一つ、いつ読んでいいかを明確にしておきます。
私は、次の時間に本を読んでよいことにしていました。

・休み時間
・給食の配膳中
・給食を食べ終わった時
・テストが早く終わったとき
・作業が終わった時

子どもたちは、いちいち本を読んでいいかと確認することはありません。
いつ読んでよいかがはっきりしていますので、確認する必要がないからです。

子どもたちの読書量を増やすコツ

本が手元にいつもある。

読んでよい時間が明確になっている。

この2つで子どもたちの読書量は増えます。
(もちろん、その他にも様々な方法があります)

[留意点]

・手持ちの本が読み終わったときのために、2冊目を用意させておきます。

 2冊目がないときは、1冊目をもう1度読ませます。
 決して、学級文庫を取りに行かせません。

 準備をきちんとするよう意識づける意味と、学級文庫を選ぶ子が、他の子の読書の妨げとなるからです。

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