指示や準備に手間をかけない
朝の時間帯に学習の時間を設けている学校は多いと思います。
計算ドリルや漢字ドリルを使って、計算練習・漢字練習を行っている教室が多いのではないでしょうか。
漢字練習をしたときに、ちょっとしたゲームを取り入れてみます。
朝の学習が楽しくなってきます。
漢字の練習は、プリントを配付して行うとやりやすいです。
しかし、毎週1~2枚のプリントを作成して印刷するのは、意外に手間のかかるものです。
そして、手間がかかると、結局は長続きしません。
最も手間のかからない漢字練習は、漢字ドリルや教科書を使うことです。
漢字ドリルならば、「『○ページ』を練習する」と指示するだけで済みます。
教科書ならば、「『○ページから○ページの脚注にある漢字を練習する」とか、巻末の漢字のまとめページを使って「○ページの1段目」などと指示するとよいでしょう。
さて、ひとしきり漢字の練習に取り組みました。
漢字ビンゴのやり方
1 朝の学習の時間の終わる頃、3マス×3マスのビンゴシートを配付します。
最初から何枚か子どもたちに配っておいて、各自保管でもいいでしょう。
中学年になったら、漢字練習ノートのマス目をシートに見たてて、自分で作らせると手間が要りません。
2 その9個のマスに、その日に練習した漢字や熟語の中から9個選んで、適当な位置に書かせます。
3 書けたら、その日に練習した漢字の中から、先生が5個を選んで黒板に書きます。
子どもたちは、黒板に書かれた漢字が自分のビンゴシートに書いてあるかを確認し、書いてあったら○で囲みます。
4 こうして、縦・横・斜めに列が揃ったらビンゴです。
黒板に書く漢字の数は、加減してもかまいません。
また、簡単なくじを作って、日直が引くようにしてもいいと思います。
漢字ビンゴのいいところは、ビンゴシートに漢字を書くことも、漢字を○で囲むことも漢字の練習になっている点です。
ビンゴシートの記録を残しておき、毎月チャンピオンを決めて紹介するのも楽しいです。
[留意点]
・盛り上がり過ぎてうるさくならないように注意します。
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